草津温泉の散策に便利な情報

草津温泉の散策に知っておきたいことや、温泉旅館についても
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草津温泉をカランコロンと下駄の音を鳴らしながら散策

草津温泉の旅館

 

草津温泉街の散策の始まりは「湯の町」の中心地からまずは湯畑をめざそう。およそ200軒といわれる草津温泉のホテルや旅館や民宿、90軒ほどの飲食店やみやげ物店などがひしめく、「湯の町」草津温泉の中心だ。季節、昼夜を問わず、全国各地からの観光客でにぎわっている。もうもうと湯煙をあげる湯畑は源泉のひとつで、毎分4400Lの湯が湧き出草津温泉には湯畑のほか、およそ100もの源泉があるというから驚く。湯は木の樋を勢いよく10mほど流れ、高さ5mほどの湯滝となって落ちている。樋にびっしりと付いてるのは湯の花は湯に含まれる硫黄分が空気に触れ湯の花になるのだが、樋の湯の花は1か月おきに採取しないと、樋が10cmほと埋まってしまうという。採取された膨大な量の湯の花は、乾燥されてみやげ物店に並ぶ。湯畑の目の前にある熱の湯で、湯もみショーを見学。草津だけで見られる湯治法の時間湯の説明があり、「草津 よいと〜こ、一度はおいで〜」の草津節にあわせて、たすきがけの女性たちかくはんが木の板で湯を攪拌する湯もみが始まる。この湯もみは、ゴールデンウィー クや夏休み、年末年始の間だけショーの後に体験できる。日帰り入浴なら、熱の湯の隣の共同しらはた浴場・白旗の湯がいい。源頼朝が入浴したと伝わる白旗の湯の源泉地にあり、数ある源泉のなかでいちばん湯の花を多く含み、地元でも評判の湯だ。入浴料が無料なのもうれしい。湯上がりの散歩は、西の河原公園通り 江戸時代の湯宿の風情を残す木造建築の宿を眺めたり、温泉まんじゅうを食べ比べたりするのが楽しい。草津の人気旅館ランキングでお好みの温泉旅館を起点に散策を楽しんでは如何でしょうか?

 

木造の内湯に浸かって草津の老舗旅館を満喫する

湯畑から離れたエリアでは観光地からリゾートへと姿を変える動きもある草津だが、湯畑周辺はまだまだ江戸時代から続く湯の町風情が残っている。宿もしっとりした木造の和風の風呂のあるところがいい。江戸時代の創業という11軒の老舗宿が組織した、「和風村」という集まりがある。加盟しているどの宿も、瓦葺 きゃ白漆喰の壁などの造りが老舗宿らしい。内湯にこだわるのも江戸時代から続く風習で、総檜造りの湯船や床に湯の花が付着し、しっとりとした風情 だ。和風村では昼間に内湯を開放。湯めぐりのスタンプラリーを行っており、特製下駄がもらえるなどの特典もある。日帰りでも、ぜひ入浴したい。数多くの文人墨客が訪れた草津に は、温泉街のあちこちに歌碑などが見られる。とくに西の河原公園に多くみずはらしゅうおう斎藤茂吉や水原秋桜子の歌碑をめぐるのも、草津ならではの昼間の楽しみだ。

 

旅の呟き情報

 

湯畑

温泉街の中心地であり、草津名物のひとつだ。周辺はみやげ物店や宿がとくに多く、一帯は硫黄の臭いに包まれ、湯の町情緒を高めている。湯畑には、徳川家康や8代将軍吉宗などが江戸城まで運ばせた湯を汲む木の枠、足浴が楽しめる新湯けむり亭、湯滝の岩肌にびっしりと付いたイデユコゴメなど、細かく見ていくとさまざまな草津独特のものが見つかる。ライ トアップされる夜は、立ち込める湯煙が幻想的に浮かび上がる。

 

時間湯

草津温泉だけに見られる湯治法だ。湯長と呼ばれる人の合図で入浴の前に湯もみをし、準備運動と体力測定をする。湯もみは湯を攪拌して湯温を下げる効果もあるという。続いて、短時間の入浴を4、5回繰り返す。日本の温泉療法を研究したベルツ博士も、日記に細かく記している。共同浴場のなかには、現在も時間湯を行っているところがある。

 

湯の花

温泉に含まれた硫黄分が空気に触れて固まり、黄色味がかった湯の花になる。湯畑で採取されているのは町管理のもので、にせものも数多く出回っているという。本物は円錐形のプラスチック容器に入っている。自宅の湯に入れて入浴する場合、酸性度が強いので、使い続けると湯船がいたむことも。

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